ホーム > 門下生・推薦者の声 > 感動編銀行の後輩として
戻る
次へ

<銀行の後輩として>

僕がH支店に配属されたときの佐藤さんの印象は、
「店の予算を一人で背負っているスーパーマン」です(笑)

いつも月末近くになると、支店長代理から「佐藤君、頼むわい」と言われていたように記憶しています。
おかげで僕たちの支店は、何度も優秀賞を取ることができました。

佐藤さんがよく言ってたのは、「頼られたら必ず結果を出すこと。人に頼られてチンタラやっているようなら、男なんかやめたほうがいい」

佐藤さんは、銀行員としては型破りで、下の部下が上司に理不尽な理由で怒られていると、いつも間に入ってケンカしていました(笑)
そのクセ、ある女子行員が上司に向かって、「は~い」といいかげんな返事をしたときは、
「誰に向かってそんな返事をしてるんだ!」と大声でたしなめたこともあります。
また、あるお客さんの住宅ローンが実行できなかった時、その人に、涙を流しながら断りの電話を入れていたこともありました。

僕は、佐藤さんが転勤になったとき、その後を引き継ぐことになりました。
一緒にお客さんのところを、挨拶周りをかねて訪問したのですが、佐藤さんの転勤を聞いて泣き出す人もいました。
僕は、それから何度も引き継ぎを経験していますが、お客さんが泣くほど心の繋がった銀行員は佐藤さんだけでした。

引継ぎのとき、佐藤さんは僕にいろいろな話をしてくれました。
初めての転勤先で、前任者が銀行を代表するスーパー営業マンだったため、ものすごいプレッシャーがあったという話。
その人に勝つには同じ事をしてはダメだという発想から、自分独自のやり方を編み出したという話。
佐藤さん自身が、素質の面で、人よりは劣っていたという話。
それをどうやってカバーしてきたかという話。

どれもこれも、僕にとっては勇気を与えてくれる話ばかりでした。
おそらく、僕がプレッシャーを感じているだろうという配慮から、時間を割いてくれたのだと思います。

鳴り物入りで次の赴任先に行かれましたが、最初に担当したのは、誰もがさじを投げた、営業マンにとって不毛のエリアだったそうです。
そこでも佐藤さんは、半年後にはトップの成績を上げました。
「さすが、佐藤さんだ!」と本当に勇気付けられました。

「人のことは気にするな。自分だけの武器を持っていれば、必ず結果は出るから」と、転勤のときに励ましてくれました。
その言葉と共に、佐藤さんは今でも忘れることのできない大先輩です。


兵庫県  仁科誠二 様

戻る
次へ