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![]() ![]() ![]() 倒産原因の80%は資金繰りによるものです。 しかし、それは、最終的に資金不足に陥ったということに過ぎません。 統計によると、資金繰り悪化の最大の要因は、
これが全体の6割を占めます。「販売不振」です。 あなたも売上げを伸ばすために、いろいろ頑張っていると思います。 けれど結果が出ない・・。 それはなぜなのか? 私のところにも、毎日のごとく、「どうしたら売上げを上げることが出来るのか」といった相談者が来られます。 そうした経営者に共通して言えることが一つあります。 それは、モノを売るための「基本」を知らないということです。
![]() あなたは、「マーケティング」という言葉を聞いたことがあると思います。 マーケティングの定義とは、「伝えたい価値を正しく伝える」ということです。 最近では、この「マーケティング」が、販売不振を打破するための鍵を握っていると考えられています。 その方法はいろいろありますが、
しかし、「基本となる考え方」はそれほどありません。 確かに、書店に行けば、「売上げを伸ばす方法」といった内容の本が所狭しと並んでいます。 あなたは、「こんなにあるのか」と感じるかもしれませんが、実はこれらはすべて、いくつかの原則に基づいて応用されたものに過ぎないのです。
昔から、武道・伝統芸能の世界には、「守・破・離」という言葉があります。 「守」とは、指導者の教えを正確かつ忠実に守り、基本の型を身につける、学びの段階です。 「破」とは、指導者の教えを守るだけでなく、自分独自に工夫して、いろいろな方法を試してみる段階です。 「離」とは、自己の個性を創造し、新しい独自の道を確立させる最終段階のことをいいます。 しかし、最終段階である「離」の境地に達したからといって、それで終わりというわけではありません。 もう一度、「守」に立ちかえり、これを永遠に繰り返すことによって、自己を発展させていく、終わりのない道です。 「型」というものは、昔から変わらないもののように思われがちですが、実はこうして少しずつ工夫が加わり、良いものだけが残されてきています。 受け継いだものを守り、環境に合わなくなったものを捨て去り、独自の工夫を加えることにより、今までの「型」を超え、「独自の世界」を創り出しているのです。 これはマーケティングの世界も同様です。 変化の激しい現在において、常に改良が加えられています。 「昨日までの成功事例が、今日には通用しない」ことなど、日常茶飯事です。 こうした変化の時代において最も重要なことは、第一段階の「守」をいかに確実に身につけるかです。
これを身につけていない限り、その先には進めません。 基本の「型」を、自分のものにしているかどうかで、その後の全てが決まるのです。
![]() けれども最近の風潮は、いきなり「破」や「離」を求めようとします。 顧客の感情をコントロールしようとするマーケティングがあります。 小売店なら通用するかもしれませんが、一円二円のコスト削減に苦しむ業材メーカーには使えません。 商品を使っている自分をイメージさせるマーケティングがあります。 車のメーカーや飲食店であれば通用するかもしれませんが、企業相手のビジネスには使えません。 MBAで採用される戦略的なマーケティングがあります。 資金にも人材にも恵まれている大企業なら通用するかもしれませんが、起業したばかりの小さな会社には使えません。 つまり、全てに万能なマーケティングなどこの世にはないのです。
よくノウハウ本には、「こうやって成功した」という内容が書かれていますが、 それは、その人だからこそ成功したのです。 会社の経営資源や社長の性格により、成功する方法は千差万別です。 本の通りにやったからといって、上手くいくことなどほとんどありません。 ノウハウが公開されるということは、それだけ競争相手が増えるということです。 そんな絞りカスのようなノウハウを真似したところで、たかが知れています。 ノウハウは自分で考え出すしかないのです。
自分の環境に合った独自の方法をあみ出すことが、売上げを上げる唯一の道です。
そのためには、マーケティングの基本を身につけなくてはなりません。 基本さえマスターすれば、あとは感性次第で、
いくらでもアイデアが湧いてきます。 それが、誰もマネできない独自のノウハウとなるのです。 ![]() 私のところには、いろいろな業種の方が、売上げ増強の相談に見えられます。 成功したケースでよくあるのは、他業種では当たり前のように使われているビジネスモデルを、その会社の業種に応用するというものです。 ほとんどの経営者は、日々の仕事に追われ、他業種にまで目がいくことはありません。 しかし、他業種の「基本」の中には、起死回生の逆転ワザのヒントが隠されています。
私も銀行員時代は、トップセールスマンでした。 それも、二位以下を倍以上引き離してのダントツのトップです。 朝から晩まで得意先に営業をかける同僚を尻目に、私の場合は、昼食を食べてから営業に出ました。 しかも、仕事を終えて一番最初に店に帰ってくるのは、私でした。 「支店長よりも早く帰宅する男」として、全店でも有名でした。 なぜそんなことが可能だったのか? それは、マーケティングの「基本」を身につけていたからに他なりません。
誰のマネをしたわけでもありません。基本をもとに、自分にあった独自の方法をあみ出していたからです。 売上げを上げるためのヒントは、すべて「基本」の中にあります。
これは私のこれまでの経験から断言できます。![]() この章では、売上げを伸ばすために必要な「定石」を、
「商品」「顧客」「営業」「広告宣伝」の4つに分けて解説します。 その中から、あなたの会社に欠けている、または必要だと思えるものを学習して下さい。 そして、あなたのビジネスに最も適したオリジナルのノウハウを、あなた自身であみ出して下さい。
「定石」を知ることで、あなたの発想力は爆発的に向上します。
その発想から生まれた独自のノウハウにより、あなたの会社が息を吹き返すことを願っています。
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