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● 要因その3 売掛金(貸倒損失・貸倒引当金)

■ 売掛金とは

通常、ビジネスを行う上では、すべての取引が現金取引とは限りません。
1ヵ月の売上をまとめて請求して、翌月末に入金してもらうことは、一般的なこととして行われています。
つまり、「売掛金」とは、売上はたっているが、まだ入金されていない債権のことです。
分かりやすく言うと、会社の取引先に、「売掛金」という形でお金を貸しているのと同じことなのです。

得意先が営業不振に陥ったり、不渡手形を出したりして、債権の回収が困難となった場合には、「貸倒損失」という経費で費用計上することが認められています。
貸倒損失で計上できれば、決算書の利益も実態に近づけることができますし、税金面での節税もできます。

しかし、ここにも税務署の仕組んだワナがあります。

実際は、税法上の基準が厳しすぎ、「貸倒損失にしたくてもできない」というのが現状なのです。
そのため、実際は回収の見込みのない売掛金が、資産として計上されており、決算書上は「利益」が水増しされているのです。

税法上の貸倒損失を計上できる条件は、長くなりますのでここでは説明しませんが、売掛金の中に回収不能な売掛金があれば、本来は、貸借対照表の資産の部から損益計算書へ振替なければなりません。

しかし、依然として「資産の部」に計上され続けることに問題があるのです。

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