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● 成功者の根底に流れる考え方とは?

前述の「ハングリー精神」について、もう一つ言っておくことがあります。
それは、「なぜ成功者は、それほどまでに強烈なハングリー精神を持ち続けることが出来るのか」ということです。

これも、ほとんどの成功者に共通していることがあります。
それは、「マイナスの感情」です。
幼少の頃からの劣等感や敗北感、悔しさ、惨めさといったコンプレックスのような感情です。

私なんぞは、成功者のはしくれにもならない様な人間ですが、私自身も起業の動機は、このマイナス感情が原点になっています。
幼い頃から、異常なほどの貧乏だったため、周りの友達からバカにされないよう、常に一番を目指してきました。
たとえ一番に慣れなくても、何度でも挑戦し続けます。
そのための努力や苦労などは、なんとも思いません。
「いつかは絶対勝ってやる」と、その気持ちだけでやってきました。

もちろん、成功者がみんなこうしたマイナスの感情を持っているわけではありません。
そんな感情抜きで、成功した方もたくさんいらっしゃいます。

ただ、そうした感情に根ざした人のほうが、逆境に強いのは確かだと思います。
要は、打たれ強いということです。
幼い頃から打たれまくられていますから、少々のことではへこたれません。
それに、心を緩めると、劣等感のカタマリだったあの頃に逆戻りしてしまうという恐怖から、多少の財産を手に入れたとしても絶対に気を抜きません。
それと、本来自分は負け犬だということを自覚していますから、へたなプライドを持っていません。
他人の意見を謙虚に受け止める土壌が出来上がっています。

ですから、もしあなたが劣等感のカタマリであるのならば、それは起業家として必要な資質を持っているということです。
ほかの人よりもアドバンテージを握っているのです。
変なプライドを捨て、どうか自信を持って、起業の準備をしてください。

それに関連してですが、起業に際して非常に大切なものがあります。
それは「経営理念」です。
起業の「動機」「志」とも言い換えることができます。

起業家を志すあなたは、本などで何度も「経営理念が大切だ」という言葉を聞いてきたと思います。
経営者として苦労したことのない人からすると、これは単なるお題目のように聞こえると思いますが、実はこれは、本当に大事なことなのです。
「これなくして起業の成功はあり得ない」といっても過言ではないと思います。

これについては、起業家の最重要項目なので、会員用ページで詳しく述べますが、会社の存続にとって欠くべからざるものです。
おそらく、経営理念の持つ本当の意味は、ある程度経営を続けないと実感として捕らえることは難しいと思います。

ただ、ここで知っておいてもらいたいのは、「経営理念」というものは、あなたの本心と一致していないと何の意味も持たないということです。
どこかで借りてきたように「技術と信頼」とかいったような経営理念を壁に飾ったとしても、何の効果もありません。

自分に正直な経営理念という意味では、私は、最初は、「金持ちになりたい」でもいいと思います。
何がなんでも金持ちになりたいと心底思っているのであれば、それで構いません。
お題目のような経営理念を掲げるよりは、何倍も効果があると思います。

ただし、ここが一番大切なところなのですが、いつまでもこうした「私心」にとらわれた理念では、いつかは失敗します。

経営理念というものは、経営者の成長と共にあるべきものです。
経営を続けていると、様々な障害が立ち塞がってきます。
最初のうちは、それほど苦労しなくても乗り越えることが出来ますが、年月を追うごとにその壁は巨大なものになってきます。
その壁を目の前にして、「私心」では精神的に耐えられないのです。

なぜなら、「私心」というものは、自分の欲のことですから、いくらでも状況に応じて縮小可能だからです。
クルーザーが無理だと思えば、ヨットにすればいいのです。
しかし、一度自分の志を縮小してしまえば、後は歯止めがききません。
もう二度と、その壁に立ち向かおうとは考えられなくなってしまいます。
そして、徐々に、会社は下降線をたどります。

強い意志を持ってその壁に立ち向かうには、やはり誰が聞いても納得できる大義名分が必要なのです。
もちろん、それと同時に、経営者としての心の成長も必要です。
それが、「経営者の器以上には、会社は大きくならない」というゆえんでもあります。

そういう意味では、経営理念とは、経営者の器を測る「モノサシ」ともいえると思います。

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