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● 会社組織を作るべきか?

あなたな「企業は人なり」という言葉を聞いたことがあると思います。

この「人」とは、誰のことだと思いますか?
あなたは、これを「従業員」のことだとカン違いしていませんか。

正解は、社長である「あなた自身」です。

従業員1,000人以上の会社であれば、確かに、従業員次第で業績も上がるでしょう。
しかし、50人以下の小さな会社では、あなたの経営者としての力量が、業績のほとんどを左右します。

事業の目的は、利益を上げることです。

この当たり前のことが理解できていない起業家がたくさんいます。
起業家は、得てして、大企業のマネをしてピラミッド型の組織を作ろうとします。
特に、「大企業出身の経営者」にこの傾向が見られます。

確かに、大企業のように係長を作り、課長、部長を作り、さらに自分以外の役員もつくって、ピラミッドの頂点に君臨すれば、気分も良いし、なんとなく会社が大きくなったような気持ちになります。

しかし、このピラミッド型組織というものは、会社員が多い大企業であれば必要なことかもしれませんが、小さな会社では「無用の長物」にしか過ぎません。
それどころか、むしろ会社の存続すら危ういものにしかねないのです。

なぜ、そうなのか。

まず第一に、人は地位や役職を得ると、「なんで、課長のオレがこんなことをしなければならないんだ」という「変なプライド」が出てきて、雑用を嫌がるようになります。
つまり、役職者を増やすと、雑用をする人が少なくなってしまうのです。

しかし、会社が小さいうちは、この雑用の中にこそ、ビジネスチャンスや効率化のヒントが潜んでいることが多いのです。

起業間もない会社であれば、従業員一人一人があらゆることをこなさなければ、なかなか成長していきません。
「同じ釜の飯を食った仲間」ではありませんが、同じ目的のために全員が一丸となって、分け隔てなく働く中で、強力な連帯感が生まれるものです。

第二に、いくら会社が小さくても、役職が多いと、必ず「派閥」が生まれます。
上司と部下の関係が多いわけですから、そこには、他の人間関係よりも強い連帯感が生まれます。
派閥間の相性が悪ければ、小さな会社の中でいがみ合いが発生します。
場合によっては、社長であるあなたに造反するかもしれません。
あなたが、このままでは若手に悪い影響を与えるからといって、役職を外せば、その社員はメンツを潰され、やる気を失います。

起業したばかりの小さな会社であれば、こうしたマイナスは致命傷となります。
そのためには、社長以外の上下関係はなくすことです。
横のつながりを重視し、社員が連携して働けるよう、社長であるあなた自身を中心に、会社のシステムを構築すべきなのです。

そのためには、あなた自身がかなりしっかりしていなければなりません。
「企業は人なり」という「人」とは、「あなた自身」のことだという意味は、こういうことなのです。

私の経験上、会社として利益体質であるための、役職抜きで経営できる限界点は、
営業会社や建設・内装工事業で15人
飲食業や小売業で25人
製造業で40人です。
それ以上になると、経営者の目が届かなくなりますので、役職者を検討すべきだと思います。

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