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● はじめに

ここでは、起業家が陥りやすい経営判断のワナについて述べていきます。
それと同時に、起業家として身に付けなくてはならない考え方や心構えも述べてみたいと思います。
当たり前のことは、極力排除したつもりです。

起業家を目指す、もしくはすでに起業したあなたは、これから未知の世界に旅立ちます。
当然、これまで経験したことのない困難や障害が待ち受けています。
一つの判断ミスや考え方の相違が、回復不可能な事態を招くこともしばしばです。

ビジネスの世界とは、絶対的な正解のない問題に対して、いかに誤りの少ない解答を見つけるか、より誤りの少ない方が勝ち、という勝負の世界です。
結局、最後には、カンに頼るしかありません。

ただし、この「カン」は「山カン」のことではありません。
それまでの経験や努力の末に身に付けた、独特の「匂い」のようなものです。
これだけは、情熱や根性で超えられるものではありません。

もちろん、情熱や努力は必要ですが、それは起業するなら持っていて当たり前のものです。
当たり前のことで成功するなら、ビジネスの世界に競争など起こりません。
当たり前以上のレベルで闘っているのが、ビジネスの世界なのです。

これまで私は、銀行員の時から通算すると、1,000社以上の会社の経営に携わってきました。
成功した会社もありますが、ほとんどの会社は経営に四苦八苦しています。
ここでは、「こうした判断をしたら失敗する」という、失敗の共通点を中心に述べていこうと思います。

私の持論は、「成功体験からは何も得られない」ということです。

それは、「成功体験のモノマネをしても、同じような成功を収めることは、ほとんど無い」という私自身の経験からきています。

「失敗」の中にこそ、経営の真実があります。

失敗には、必ずその原因があります。
それを学習することで、あなたの会社が同じような過ちを犯さないよう注意して頂けたらと思います。

すべての経営判断の失敗例を挙げていたら、100や200の事例では到底終わりません。
ここでは、起業家がカン違いしやすい経営判断や考え方について厳選したものを、10だけ用意しました。
どうか真摯な気持ちで、何度も読み返し、頭にたたき込んでください。

私がこれまで見てきた失敗例については、会員用ページで具体的に掲載していくつもりです。
数が多いだけに何年かかるか分かりませんが、最終的には、経営における判断ミスを集約した「失敗例大全」のようなものを作ることを目標にしています。
起業家の人が判断に困った時、これを見れば大きな失敗は防げるというものを完成させるつもりです。

大事なことは、これを読んで「分かったような気にならない」ことです。

経営判断とは、数限りない経験を通して、徐々にその「本当の意味」が理解できるものです。
決して、安易に読み飛ばさないで下さい。

なお、経営判断や考え方の記述について、内容が正反対の結論になるケースもあると思います。
それは、会社規模や財務体質の変化に応じて、判断の基準も変化するためです。

レベルも徐々に上げていく予定なので、それに対応した記述になるということをご了承下さい。

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